まほろば

REVIVE USB Micro で指先マウス その1

投稿者:マーチン  2020年9月21日 
カテゴリ:上肢障碍者向け::スイッチとおもちゃ

 指先で操作するタッチセンサーの4方向スイッチ「REVIVE USB Micro」とを組み合わせれば、指先を動かすだけで、マウスの代わりにポインターを移動できます。さらに、親指の位置にマイクロスイッチを配置すれば、左クリックや右クリックに使うことができます。その他に、外部スイッチの接続や、タクトスイッチやスライドスイッチを備えた、ヘンテコなものを試作しました。


●購入品

品目個数金額
【Amazon】BitTradeOne ADRVMIC REVIVE USB MICRO1,992円
【スイッチサイエンス】GROVE - タッチセンサ42,156円
【秋月】3.5㎜モノラルミニジャック MJ-3553150円
【秋月】ブレッドボード配線パターン ユニバーサル基板90円
【秋月】丸ピンIC用連結ソケット 両端のオスピン・1列14P (2個入り)100円
【秋月】丸ピンIC用ソケット(シングル8P) 1×860円
【秋月】Grove用-4PコネクタL型 オス (10個入)4100円*4/10
【秋月】トランジスタ 2SC1815 (20個入)4200円*4/20
【秋月】6mmタクトスイッチ(赤、青)220円
【秋月】スライドスイッチ 1回路2接点 2.5mmピッチ425円
【秋月】トランジスタ 2SC1815 (20個入)4200円*4/20
【DAISO】仕切りケース 169x73x22mm110円
【Seria】カーボン調シート110円
【Amazon】ジャンパーワイヤ(オス-オス)(20cm)9269円
抵抗 10kΩ4
マイクロスイッチ(レバー付)1
M2×15mm 2個、M2×10mm 3個、ナット 5個
M3 または M4×10mm 2個、ナット 2個
スズメッキ線、プラスチックビーズ、結束バンド
microUSB - USB ケーブル(給電・データ転送)
約 5,700円

●回路図と配線図

 タッチセンサーの信号を、「Revive USB」に入力する回路と、全体の配線は以下のようになります。

●製作方法

(1)配線図通りに、スズメッキ線で配線し、背の低い部品からはんだ付けをする。

(2)丸ピンIC用連結ソケット(両端オス、オス-メス)を、ユニバーサル基板に挿し、もう一枚のユニバーサル基盤で挟んで、セロハンテープで固定する。この状態で、オス-メスソケットをはんだ付けする。
 「REVIVE USB Micro」を普通のピンヘッダを使って基板に直接はんだ付けしても構いませんが、今回は試作品なので、他への転用のため丸ピンソケットを使用して取り外ししできるようにしています。

(3)他の部品も基板上にはんだ付けする。

(4)ケースの蓋を 2/6 だけカットし、オーディオジャック用の穴を3個、マイクロスイッチ用、基板取り付け用の穴を3個あける。仕切り板に、MicroUSBコネクタ用、GROVEケーブル用の穴をあけ、ホットボンドで固定する。

(5)プラスチックビーズを挟んで、マイクロスイッチを M2×15mm でネジ締めし、オーディオジャックを外側からネジ締めをする。3個のオーディオジャック、マイクロスイッチに、GND線をはんだ付けし、Pin1、2、3、4 から配線をする。

(6)【まほろば】指先でタッチセンサー で作ったタッチセンサー保持具(台座の部分の寸法を小さく変更)を、M3またはM4ネジでケースに固定して、GROVEケーブルを見栄えよく配線し、USBケーブルを挿す。

(7)カーボン調シートをケースに貼ったら完成。


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