ATACカンファレンス2009
投稿者:マーチン 2009年12月6日
カテゴリ:講習会メモ
カテゴリ:講習会メモ
2009年12月6日(日)の1日だけ、ATACカンファレンス 2009 に参加したので、レポートします。
※個人的なメモであり、発表者の公式な文章ではありません。
●ATACカンファレンスとは
ATAC(Assistive Technology & Augmentative Communication)は、”支援技術と拡大コミュニケーション”と訳されます。
ATACカンファレンスは、障碍のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に1996年以来毎年開催されています。
ATACカンファレンス 2009
【日時】 2009年12月4日(金)~ 12月6日(日)
【場所】 国立京都国際会館
【主催】 ATAC,特定非営利活動法人 e-AT利用促進協会
ATACカンファレンスは、障碍のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に1996年以来毎年開催されています。
ATACカンファレンス 2009
【日時】 2009年12月4日(金)~ 12月6日(日)
【場所】 国立京都国際会館
【主催】 ATAC,特定非営利活動法人 e-AT利用促進協会
●VOCAを用いたコミュニケーション
新潟大学 アシスティブテクノロジ研究室で開発中の音声出力コミュニケーションエイド「VCAN/1A」の紹介と、実践された事例の報告。まず機器に親しんでもらうことの必要性と、協議とカスタマイズを行うことの重要性を説明された。パソコンで作成して、PDA(Windows Mobile機)で実行するシステムで、階層化に対応している。カスタマイズ支援システムも開発中。
●AACとATの基礎を学ぶ対談「教育・福祉に役立つ身近なテクノロジー」
携帯電話、ノイズキャンセリングヘッドフォン、耳栓などは、使い方によっては障碍のある人の生活を便利にすることがある。
発達障碍のある人は、6.3%。
日本の障碍者の大学進学数は約6000人で、大学生350万人の0.2%になる。米国の約11%と比較すると極めて低い。
東京大学・学際バリアフリー研究プロジェクト(AT2EDプロジェクト) CogDiv+ (東京大学先端科学技術研究センター・近藤武夫先生ブログ)
発達障碍のある人は、6.3%。
日本の障碍者の大学進学数は約6000人で、大学生350万人の0.2%になる。米国の約11%と比較すると極めて低い。
●AACとATの基礎を学ぶ対談「努力すべきところ、配慮すべきところ」
合理的配慮とは、
・「合意的配慮」で障碍者に実質的な平等を保障
・「合理的配慮の否定」が障碍差別である。
・障碍(者)を特定せずに、社会参加ということを社会環境との関係で考える。
障碍のない人と同じように建物や交通機関の利用、道路の試用が可能かどうか、情報やコミュニケーションサービスを得ることができるかどうかという「アクセシビリティ」を重視する。
・「合意的配慮」で障碍者に実質的な平等を保障
・「合理的配慮の否定」が障碍差別である。
・障碍(者)を特定せずに、社会参加ということを社会環境との関係で考える。
障碍のない人と同じように建物や交通機関の利用、道路の試用が可能かどうか、情報やコミュニケーションサービスを得ることができるかどうかという「アクセシビリティ」を重視する。
●実践から学ぶ「特別支援学校での試み」
話すことはできるけど、うまくコミュニケーションをとれない子供に、VOCAを使って支援した実例報告。
重複障碍の子供が、マウス操作を覚えるまでの実例報告。
重複障碍の子供が、マウス操作を覚えるまでの実例報告。
●支援機器
・Swifty(スイフティ) エーティーマーケット
φ3.5mmステレオミニプラグのスイッチを接続して、マウス・ジョイスティック・キーボードの代わりにすることができる。価格:12,390 (何故、こんなに高いのだろう。USBマウスを改造しても同じ機能が。。。)
・MyTobii(マイ・トビー)P10 トビー・テクノロジー・ジャパン株式会社視線によってマウスを動かすようにアイコンを選択することで、PCの使用を可能にする。素晴らしい技術だが、驚きの値段。
・バイオスイッチ「EMOS(エモス)」 テクノスジャパン眼電信号(EOG)と筋電信号(EMG)を利用して電子機器を操作する簡易型バイオスイッチ。おでこに付けた電極で、スイッチをON/OFFすることができる。